米国の自動車大手、FCA US(旧クライスラーグループ)は6月24日、現行ジープ『チェロキー』およそ16万台を、全世界でリコール(回収・無償修理)すると発表した。
このリコールは、現行ジープチェロキーのパワーリフトゲート装着車が対象。FCA USによると、パワーリフトゲートの制御モジュールに不具合があり、水分が入り込むことによって電気回路がショートし、火災に至る可能性があるという。
リコールの対象車種は、2014-2015年モデルのジープチェロキーの一部。米国の9万9436台、カナダの1万3195台などを含めて、全世界で16万4003台がリコールに該当する。
FCA USでは、対象車を保有する顧客に通知。販売店で点検を実施し、対策済みの部品に交換するリコール作業を行う。
なお、FCA USは、「この不具合に起因した事故や負傷者の報告は受けていない」と説明している。