豪州トライアスロン界のトップアスリートから子どもたちへ“贈る言葉”

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オーストラリアのトライアスロン界でトップアスリートとして知られているカートニー・アトキンソン氏。彼のメッセージに、子どもたちが将来の夢に向けて耳を傾けた。

ニューサウスウェルズ州シドニーで開催中のトライアスロン・エンデュランス・サイクリングエキスポでは、数多くのアスリートや専門家がセミナーを行なっている。最初のセミナーの講師は、今回のこのイベントの代表も務めるアトキンソン氏。ジュニア・ナショナルチャンピオンを始め、2012年ロンドン五輪ではオーストラリア人としてもっとも優秀な成績を残す。その彼が会場にいる子どもたちにメッセージを送った。

●子供たちには夢に、ゴールに、向かって欲しい
アトキンソン氏はゴールドコーストで14歳の時にトライアスロンを始めた。「多くのスポーツを体験して、それらがすべて今の自分を作り上げている。自分が父親となり子どもたちが自分のトライアスロンを始めた年齢に近くなり、子どもの気持ちがわかる。それは自分が経験してきたからだ。子どもたちには夢に、ゴールに、向かって欲しい」と語る。

●チャレンジしていく気持ちが大事
「年齢は、できないことの要因にはならない。大事なのは、自分でチャレンジしていく気持ち。特にトライアスロンは速く走ればいい、長く泳げればいい、というだけのものではない。自転車・ラン・スイムをバランスよくこなし、ジグゾーパズルを組み合わせる様な感じ。トライアスロンに必要なのは、効率・忍耐・強さこの3つだ」と強調。トライアスロンでは特にスイムが大切だが、「オーストラリアには優秀なインストラクターが多くいるから、その環境を大いに活用すればいい」とアドバイス。

●子供の学校とトレーニングのバランスは?
「学生のうちは学校が一番、そしてトレーニング。しかしトレーニングもやり過ぎは止めたほうがいい。楽しめることが一番だ」と、日常とのバランスを取るのが難しいと話す親たちへメッセージを残した。

●多くのアスリートを輩出する環境とは
オーストラリアは、子どもへのスイミング教育が盛んだ。それは海に囲まれた環境が大きいことや、長期休暇などはキャンプなど自然の中で泳いだりする機会が多いからではないだろうか。今までの五輪の歴史でもオーストラリア人は優秀な成績を残している。アトキンソン氏も今のこの自分の経験には、周りの環境が大きく影響したと言う。

現在、オーストラリア国内には1000以上のクラブがある。また、スイミングクラブをまとめているスイミング・オーストラリアでは、現在9万人以上のメンバーが登録されている。年間のイベントとして、一番寒くなる7、8月とクリスマスのある12月を除き、ほぼ毎月国内でチャンピオンシップなどの競技が行われている。

【トライアスロン】豪州トップアスリートから子どもたちへのメッセージ

《Australia Photographer Asami SAKURA@CycleStyle》

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