広島電鉄の路面電車、ミャンマーへ…電化計画に対応

鉄道 企業動向
広島電鉄は750形と3000形をミャンマーに譲渡する。写真は3005・3006号と同型の3007号。
広島電鉄は750形と3000形をミャンマーに譲渡する。写真は3005・3006号と同型の3007号。 全 1 枚 拡大写真

広島電鉄はこのほど、廃車する予定だった750形電車1両(772号)と3000形電車2編成(3005・3006号)を、ウエストコーポレーションに譲渡すると発表した。ミャンマー国鉄の電化計画に伴い、同国に輸出される。

750形は大阪市電の路面電車で、1965年から1968年にかけて22両が広島電鉄に譲渡された。1982年に廃車された766号は、テレビドラマ「西部警察」の電車爆破シーンに使用されたことで知られる。3000形は西日本鉄道(西鉄)から購入した路面電車を3両連接式に改造したもので、広島電鉄では初の3連接車となった。

ミャンマーの国鉄線は電化されておらず、ミャンマーの鉄道省はウエストコーポレーションを介し、日本で廃車になった気動車やディーゼル機関車などを購入して車両の更新を図ってきた。今回、ヤンゴン市内の一部の路線が電化されるため、初めて電車が導入されることになった。

広島電鉄は7月21日までに、772号と3005・3006号をウエストコーポレーションに譲渡する予定だ。

《草町義和》

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