台湾・高雄地下鉄の公式キャラが日本でラノベに

鉄道 エンタメ・イベント
「高捷少女」
「高捷少女」 全 10 枚 拡大写真

可愛いキャラクター好きの間で密かに話題を呼んでいた台湾の「高捷少女」が、国内でライトノベル化されることが決定した。そのキャラクターと共に、出版するSBクリエイティブの素早い動きが注目されている。
「高捷少女」のキャラクターを用いたライトノベル『進め!高雄少女(仮)』が、2015年9月よりウェブマガジン「ガンガン ONLINE」内の「ガンガンGA」でまず連載を開始する。そして2015年冬にはGA文庫より第1巻が刊行される。執筆は台湾出身の三木なずなが担当する。

作品の主人公となる「高捷少女」は、台湾・高雄市の市民の足として活躍する地下鉄・高雄捷運(高雄メトロ)のオフィシャルキャラクターたちである。モチーフになっているのは高雄メトロで働く少女たちで、駅員の小穹(シャオチョン)、運転士の艾米莉亞(エミリア)、整備士のジェアー、コールセンターの耐耐(ナナ)の4人から構成されている。
4人は乗客に向けた啓発ポスター、駅構内や車両ラッピングなどで活用されて人気を博している。キャラクターを利用したイメージ戦略の成功例となっている。

とりわけ台湾、そして日本まで広がる話題の中心は少女たちのデザインだ。キュートで可愛らしいデザインは日本の萌えキャラクターかの様に映る。
日本と似たポップカルチャーを受け入れる素地がある台湾は、以前より日本のキャラクターが人気を博してきた。さらに台湾生まれのコンテンツは、いまや日本のそれを凌駕する勢いとの声もある。
そうたなかでまさかの公共交通機関から萌えキャラクターが誕生し、話題になっている。さらにそれが日本上陸と、国境を越えた大きな展開となった。台湾発の人気キャラクターの日本でのライトノベル化は、今回が初となる。その動きは今後も目が離せない。

日本進出プロジェクトを進めるGA文庫は、2006年にSBクリエイティブが創刊したライトノベルレーベルである。『神曲奏界ポリフォニカ』『這いよれ! ニャル子さん』『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』などヒットタイトルも数多く輩出する。アニメ化作品も数多い。
そして「ガンガンGA」はスクウェア・エニックスが運営する「ガンガンONLINE」内で、GA文庫の人気作のコミカライズ作品や、書き下ろし作品を掲載する。

台湾の地下鉄が生んだ最先端の萌えキャラ 日本でラノベ化決定「進め!高雄少女(仮)」

《animeanime》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る