「ヒューマンモード」のモビリティを考えるワークショップ3回開催

自動車 ビジネス 国内マーケット
「ヒューマンモードを考える」で展示予定のトヨタi-ROAD
「ヒューマンモードを考える」で展示予定のトヨタi-ROAD 全 4 枚 拡大写真

日本デザイン機構では9月から11月にかけて、昨年から始めたDesign-DOOの活動として「ヒューマンモードを考える」を全3回開催する。

ヒューマンモードとは、車いす、ベビーカー、自転車,パーソナルモビリティなど、歩行者以上・自動車未満のモビリティを指す。従来の日本の道路ではこれらを、歩道あるいは車道という既存のルールに無理に当てはめており、さまざまな部分で無理が生じている。

Design DOOではこうした状況を考え、歩道か車道かという従前の区分にとらわれず、環境問題や高齢者問題に直面した都市の中で、ヒューマンモードにとってふさわしい道路交通を、講義や実習によって探っていきたいとしている。日程と各回概要は以下のとおり。

■9月17日(木)17:00~19:00「メーカーとともに体験&議論」
トヨタ自動車の協力により、東京お台場の「メガウェブ」で、パーソナルモビリティ「ウィングレット」、超小型モビリティ「i-ROAD」について開発担当者の説明を受けたあと、試乗や見学を実施。その体験をもとにヒューマンモードの施策や運用についてトヨタ側と意見交換を行う。

■10月14日(水)16:00~18:30「街を舞台に動かし方を考える」
大井町駅前を舞台に、地元のまちづくりに関わるNPOから現状について説明を受けたあと、駅前周辺をフィールドワーク。車いすやベビーカーを用意して、歩行者以外の立場も体験。その後NPOの方とともに、繁華街におけるヒューマンモードの理想的な動かし方について議論を進めていく。

■11月2日(月)9:00~11:30「モーターショーでワークショップ」
東京モーターショーにおいて次世代型モビリティの展示を行う「スマートモビリティシティ2015」を舞台に、複数のヒューマンモード・モビリティを体験したあと、参加者が住む都市でこれらをどう走らせることが有効かを、他の参加者やモビリティ開発者とともに考えていく。

参加費は3回セットが一般5000円、日本デザイン機構会員4000円で、1回ごとの場合は各回一般2000円、日本デザイン機構会員1500円。東京モーターショー入場料は参加費に含まれる。

3回セットは事前予約・費用振込の形を取っており、Design DOO事務局のメールアドレス宛に、タイトル「ヒューマンモードを考える」・氏名・住所・勤務先あるいは学校名・メールアドレス・電話番号を明記して申し込む。返信メールに記された振込口座への入金確認をもって申し込み完了、受講票を送付する。各回のみ受講の場合は当日会場で参加費を受け付ける。

《森口将之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る