京都丹後鉄道、沿線バス各社と連携してフリー切符発売

鉄道 企業動向
「幸福パス」は北近畿地区の鉄道・バスが3日間、自由に乗り降りできる。写真は丹鉄の普通列車。
「幸福パス」は北近畿地区の鉄道・バスが3日間、自由に乗り降りできる。写真は丹鉄の普通列車。 全 2 枚 拡大写真

京都丹後鉄道(丹鉄)を運営するWILLER TRAINS(ウィラー・トレインズ)と、丹鉄沿線で路線バスを運行する京都交通・全但バス・丹後海陸交通の3社は9月11日、フリー切符「幸福パス」を発売すると発表した。北近畿地区の鉄道と路線バスが3日間、自由に乗り降りできる。

丹鉄全線の快速・普通列車を自由に乗り降りできるほか、京都交通の舞鶴・福知山両地区の路線バス、全但バスが運行する豊岡市内の路線バス、丹後海陸交通が運行する福知山・宮津・京丹後各市と与謝野・伊根各町の路線バスも利用できる。ただし、高速バスや特急バスなど、一部のバスは利用できない。

発売期間は9月18日から2016年3月31日まで。京都丹後鉄道ウェブサイトや各社窓口で発売する。発売額は大人5800円・子供2900円。

丹鉄は、北近畿地区の宮福線福知山~宮津間30.4kmと、宮津線(宮豊線・宮舞線)豊岡~宮津~西舞鶴間83.6kmで構成される鉄道路線網。第三セクターの北近畿タンゴ鉄道(KTR)が運営していたが、利用者の減少による経営の悪化を受け、2014年には上下分離方式の導入による経営の改善を図ることが決定。今年4月1日からは、ウィラー・トレインズがKTRから施設を借り入れて列車を運行する体制に変わった。

丹鉄と北近畿地区のバス各社が連携して企画切符を発売するのは、これが初めてになる。ウィラー・トレインズの村瀬茂高社長は今年1月の記者会見で「ストレスなく連続性があり、複数の交通モード、さまざまな事業者のサービスが一つのサービスとして提供されている姿になること」を目指すとし、沿線のバス各社との連携を重視する姿勢を示していた。

《草町義和》

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