「医師国家試験」合格レベルの人工知能…慶大・静大が開発

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慶應大学によるプレスリリース
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 慶應義塾大学(理工学部・榊原康文教授、医学部)の研究グループは16日、静岡大学(情報学部・狩野研究室等)と共同で、医師国家試験に解答できる人工知能プログラムを、日本で初めて開発したことを発表した。

 第107回(2013年度)・第108回(2014年度)の医師国家試験問題のうち、臨床実地問題の27題について解答を行った結果、正答率は42.6%で、ランダムに解答して得られた正答率19.6%を大きく上回った。医師国家試験の合格判定基準は約60%程度で、今後2~3年以内に、医師国家試験に合格できる人工知能を完成できる見込みだ。

 医師国家試験問題は、問題文として患者の情報や検査結果が与えられ、複数の選択肢のなかから適切な回答を選択する「臨床実地」の問題形式が多い。臨床実地の問題に解答できるシステムをパイロット版として構築することで、将来的には、医療情報ビッグデータを活用し、患者情報を適切に解析できる診療支援システムの実用化を目指すとのこと。

医師国家試験の合格を目指す人工知能、慶大・静大が開発……診療支援に期待

《冨岡晶@RBB TODAY》

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