VWグループ、排ガス不正の解決策を当局に提示へ…10月中メド

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フォルクスワーゲン パサート(北米仕様)
フォルクスワーゲン パサート(北米仕様) 全 3 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループが、全世界で約1100万台ものディーゼル車に、排出ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを装着していた問題。同社が当局に対して、この問題の解決策を提示することが分かった。

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これは9月29日、フォルクスワーゲングループが明らかにしたもの。同社は、「10月中に、当局に技術的な解決策を提示する予定」と発表している。

フォルクスワーゲングループは一部ディーゼル車に、違法なソフトウェアを装着。このソフトウェアは、車両がダイナモ上で排出ガス検査を受けていることを、ステアリングホイールや車輪の状態などから察知。排出ガス検査の時だけ、排出ガス浄化機能をフル稼働させて、検査をクリアしていた。

一方、通常の走行状態では、顧客が望む燃費性能を実現するために、ソフトウェアの無効化機能が作動。排出ガス浄化機能が無効化されるために、排出ガス基準を大きく上回る有害物質を放出していた。

現時点では、フォルクスワーゲングループは、この問題の技術的な解決策の具体的な内容を公表していない。ソフトウェアを交換、またはプログラムを書き換え。その後、排出ガス性能を改良した上で、各国の排出ガス検査を受ける方向と見られる。

《森脇稔》

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