日産自動車は10月1日、『NV350キャラバン』などのブレーキブースタに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは日産『NV350キャラバン』といすゞ『コモ』の2車種で、2012年5月11日から2013年7月10日に製造された2万9255台。
ブレーキブースタの車室内側ホース接続部の位置が不適切なため、運転者の足が当たるおそれがある。そのため、当該ホース接続部を強く踏み下ろされた場合、接続部が外れてブレーキ倍力が不足し、制動停止距離が長くなるおそれがある。
改善措置として、全車両、当該ブレーキブースタのホース接続部に保護カバーを組み付ける。ホース接続部が外れかけている場合は適切に組み付ける。
不具合は3件発生、物損事故が1件起きている。市場からの情報により発見した。