日産ゴーンCEO、VW問題「実走行時に合わせたテスト基準に」

自動車 ビジネス 企業動向
日産自動車 カルロス・ゴーン CEO
日産自動車 カルロス・ゴーン CEO 全 3 枚 拡大写真

日産自動車のカルロス・ゴーンCEOは10月2日に横浜市にある本社で行われたビジネススクールに登壇し、フォルクスワーゲン(VW)の不正問題で業界への不信が広がっていることに関して「評価テストが信頼できるかどうか疑問がついている」との認識を示した。

ゴーンCEOは「車両を評価する際には、どのような技術が対象であれ、どこの国でも、あるスタンダードに基づいて行われる。その基準は政府が決めているが、それは実走行とは異なる。なぜなら運転パターンは個人によって異なるからだ。加速も違うし、窓を開けたり、エアコンを着けたりもする。燃費にばらつきがでてくるのは当たり前」と指摘。

その上で「カタログ燃費が実走行時の燃費だと消費者が混同している部分がある。燃費基準が消費者の実走行と異なるということがわかっていない。それには自動車業界と行政がしっかりと対応して信頼を回復しなければならないし、行政にはもっと実走行時に合わせたテスト基準にしてほしい」と述べた。

一方、VWの不正問題そのものについては「個社の問題なので、私が具体的な話をすることはない」と言及をさけた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  2. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  3. “プチカスタム”でサマードライブの楽しさをブーストアップ![特選カーアクセサリー名鑑]
  4. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  5. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る