【東京モーターショー15】BMW M4 に「GTS」…3.0直6ターボは500hpに強化

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BMW M4 GTS
BMW M4 GTS 全 10 枚 拡大写真

ドイツの高級車メーカー、BMWは10月7日、『M4 GTS』を10月28日に開幕する東京モーターショー15において、初公開すると発表した。

M4 GTSは8月、米国で開催された「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」にコンセプトカーとして出品。その市販版のM4 GTSは、東京モーターショー15でワールドプレミアを飾る。

同車は、BMW『4シリーズ クーペ』の高性能モデル、『M4クーペ』をベースに、さらなるパフォーマンスを追求したモデル。公道のみならず、サーキットで本領を発揮するよう、チューニングが施された。

その特徴は、いっそうの軽量化。CFRP(カーボンファイバー強化樹脂)をボンネットに使用するなどして、車両重量は1510kgに抑えた。エアロダイナミクス性能も強化。専用の大型リアウィングとフロントリップスポイラーは、カーボンファイバー製で角度調整が可能。フロントバンパーの開口部は広げられ、空気の流れを最適化し、フロントアクスルのリフトを抑える。

タイヤはフロント265/35R19、リア285/30R20サイズのミシュラン「スポーツカップ2」。アルミホイールやリップスポイラーには、オレンジのアクセントが添えられた。サスペンションは専用設計され、サーキットなどの特性に合わせて、3段階に調整できる。ブレーキは、カーボンセラミック。

直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンには、エンジン燃焼室の温度が上がった時、水を噴射して吸気温度を下げる「ウォーター・インジェクション」を採用。この結果、最大出力は431hpから500hpへ、69hpパワーアップ。最大トルクも56.1kgmから61.2kgmへ、5.1kgm強化された。この結果、M4 GTSは0-100km/h加速3.8秒、最高速305km/h(リミッター作動)の性能を実現。BMWは、世界限定700台の発売を計画している。

《森脇稔》

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