VW グループ、人員削減の可能性…ミューラーCEOが示唆

自動車 ビジネス 企業動向
VWグループ マティアス・ミューラー新CEO
VWグループ マティアス・ミューラー新CEO 全 1 枚 拡大写真

世界の約1100万台に、排出ガス試験での不正が発覚したフォルクスワーゲングループ。同社が、人員削減を行う可能性が出てきた。

これは10月6日、フォルクスワーゲングループがドイツ本社で開催した従業員向け説明会において、マティアス・ミューラー新CEOが明らかにしたもの。同CEOは、「業務の効率化をさらに進める必要がある。率直に言って、痛みを伴うことになるだろう」と語っている。

今回の問題は、フォルクスワーゲングループが世界で販売した約1100万台に、排出ガス試験を不正に逃れる違法なソフトウェアを装着。このソフトウェアの改修費用が、経営を圧迫する可能性がある。

また、各国当局は、不正が認められた場合、フォルクスワーゲングループに罰金を科す方針。米国を中心に、集団訴訟の動きも出ている。

今回のミューラーCEOの「痛みを伴う」の発言は、財務状況の悪化に備えて、人員削減を行う可能性を示唆したもの。ただし同CEOは、「将来の雇用を維持するために、できることは全て行う」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. デンソー・人事情報 2026年1月1日付
  2. 新型ホンダ『CR-V』発表に「おかえり!」「カッコいい」など反響、最注目の価格は…
  3. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  4. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  5. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る