【東京モーターショー15】トヨタ、近未来の燃料電池車 FCVプラス は「エネカー」

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ FCVプラス
トヨタ FCVプラス 全 4 枚 拡大写真

トヨタ自動車は10月8日、東京モーターショー2015のトヨタブランドの出展内容を発表した。3台披露するワールドプレミアの1台が、近未来の水素社会における燃料電池車(FCV)を提示する『FCVプラス』だ。

このコンセプトモデルを通じ、製品企画室の盛合威夫主幹は「10数年後の20XX年。そう遠くない時代の水素社会とクルマの可能性を伝えたい」と話す。FCV向けやエネルギー源としての水素の「地産地消」も相当進んでいるという状況を想定し、そんな時代のFCVを提示している。

単なる「エコカー」でなくエネルギーを供給する「エネカー」として、3つの役割をもたせていく。第1が「つくる」であり、FCVで発電した電気を自宅や出先での施設などに供給する役割。搭載する水素タンクだけでなく、地域に蓄えられた車外の水素をFCVに受け取り、機動的に発電できる仕組みだ。

2番目は「あげる」。駐車中などにFCVが保有する電気を他の車両などに供給する役割であり、FCVの下部には非接触型の給電装置を備える。3つ目は「つづける」であり、車両での役目を終えた燃料電池を発電装置として再利用するものだ。FCVの新機構としては、車両デザインなどの自由度が高まる4輪インホイールモーター方式を採用している。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る