米VW、2016年型の認証申請を取り下げ…違法ソフトの影響

自動車 ビジネス 海外マーケット
フォルクスワーゲン パサート(北米仕様)の2016年モデル
フォルクスワーゲン パサート(北米仕様)の2016年モデル 全 2 枚 拡大写真

米国で販売された一部のディーゼル車およそ48万台に、排ガス試験時に作動する違法なソフトウェアを搭載していたフォルクスワーゲングループ。同車が米国向け2016年モデルの認証申請を、取り下げたことが分かった。

これは10月8日、米下院エネルギー商業委員会の公聴会に出席したフォルクスワーゲングループオブアメリカのマイケル・ホルン社長兼CEOが明らかにしたもの。ホルン社長兼CEOは、「フォルクスワーゲングループオブアメリカは、米当局に提出していた2016年モデルの認証申請を取り下げた」と公表している。

認証申請を取り下げたということは、米国市場において、フォルクスワーゲンの2016年モデルが販売できないことを意味する。認証申請取り下げの理由は、何か。

ホルン社長兼CEOは、「米国での認証手続きにおいて、EPA(環境保護局)とCARB(カリフォルニア州大気資源局)から、ソフトウェアの承認を得る必要があった」と語った。

今回の問題を受けて米当局は、フォルクスワーゲングループ車に対する認証手続きを、厳格化したものと推測できる。ホルン社長兼CEOは、「認証手続きを継続するために、当局と協力している」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  4. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る