米国の自動車最大手、GMは10月21日、2015年第3四半期(7-9月)の決算を明らかにした。
同社の発表によると、売上高は388億ドル(約4兆6510億円)。前年同期の393億ドルから、1.3%のマイナス。
また、純利益は13億5900ドル(約1630億円)。前年同期の14億7100万ドルに対して、7.6%の減益となった。
減益となった背景は、イグニッション(点火)スイッチの不具合による大規模なリコール(回収・無償修理)の対策費用の影響。米国当局への制裁金の支払いも、収益を圧迫する要因となった。
一方、地元の米国と世界最大市場の中国では、業績は堅調だった。GMのメアリー・バーラCEOは、「今回の決算結果は、米国と中国事業を強化した表れ」と述べている。