VW、欧州で一部ディーゼル車を販売停止…排ガス不正車

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欧州のVW販売店(資料画像)
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フォルクスワーゲングループが一部ディーゼル車に、排ガス試験を不正にクリアする違法なソフトウェアを搭載していた問題。欧州では、該当ディーゼル車の販売が停止された。

これは10月21日、フォルクスワーゲングループの広報担当者が明らかにしたもの。「EU(欧州連合)各国において、違法ソフトウェアを搭載しているディーゼル車の販売を停止した」と公表している。

今回の問題では、フォルクスワーゲングループの一部ディーゼル車に、違法なソフトウェア、「ディフィートデバイス(無効化機能)」を装着。このソフトウェアは、車両がダイナモ上で排出ガス検査を受けていることを、ステアリングホイールや車輪の状態などから察知。排出ガス検査の時だけ、排出ガス浄化機能をフル稼働させて、検査をクリアしていた。

一方、通常の走行状態では、顧客が望む燃費性能を実現するために、ソフトウェアの無効化機能が作動。排出ガス浄化機能が無効化されるために、排出ガス基準を大きく上回る有害物質を放出していた。

欧州(EU28か国)では、およそ850万台がリコールの対象。このうち、ドイツでは約240万台が該当する。すでに、米国など一部の市場では、違法ソフトを搭載しているフォルクスワーゲングループ車の販売を停止。欧州以外の他の国にも、拡大する可能性がある。

《森脇稔》

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