水素供給・利用技術研究組合(HySUT)は、「第44回東京モーターショー2015」の主催者テーマ事業「スマート・モビリティ・シティ2015」に出展すると発表した。
今回の東京モーターショーには、トヨタ自動車の燃料電池車(FCV)に続いて市販する予定のホンダのFCVが出展される。今回、テーマ事業にFCVと水素、水素ステーションに対する認知度向上と理解促進を目的とした展示を行う。
展示内容は、実際の水素ステーションをモデルにブースを制作し、FCVに水素を充填するための水素ディスペンサーを配置し、ノズルのFCV脱着を実演する。水素センサーや火炎検知器などの安全設備、FCVの実車も展示する。
また、水素とFCVを使用することのメリット、安全対策などを、展示物や映像を活用して解説する。
全国の水素ステーションの整備状況についても紹介する。子ども向け実験イベントとして、FCV模型を使った走行実験を通じて、燃料電池、FCVの走る仕組みを解説する。
出展は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託研究事業「水素ステーション高度安全・安心技術開発」の一環として行う。