マクラーレンのPHVスーパーカー、 P1 が生産終了…限定375台に到達

自動車 ビジネス 企業動向
マクラーレン P1の市販モデル
マクラーレン P1の市販モデル 全 4 枚 拡大写真

英国のマクラーレンオートモーティブは12月10日、プラグインハイブリッド(PHV)スーパーカー、『P1』の生産を終了した、と発表した。

マクラーレンP1は、ミッドシップに3.8リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。P1専用チューニングが施され、最大出力737ps/7500rpm、最大トルク73.4kgm/4000rpmを発生する。

さらにP1には、IPAS(インスタント・パワー・アシスト・システム)を採用。これはF1マシンの運動エネルギー回生システム、KERS(キネティック・エネルギーリカバリー・システム)のノウハウを反映したアイデアで、ハイブリッドの一種。

P1では、エンジンに直結する形で、軽量なモーターをレイアウト。このモーターは、最大出力179ps、最大トルク26.5kgmを引き出す。エンジンとモーターを合せたトータル出力は、最大出力916ps、最大トルク91.8kgm。ステアリングホイールのスイッチを操作すれば、このモーターが加速時などに、エンジンのパワーをアシストする。この効果で0-100km/h加速2.8秒、0-400m加速9.8秒、最高速350km/h(リミッター作動)と世界屈指の性能を実現した。

12月10日、マクラーレンオートモーティブの英国工場から、P1の最終モデルがラインオフ。これは、当初の計画通り、生産台数が限定375台に達したため。2013年9月の生産開始から、およそ2年でその歴史に幕を下ろした。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る