冬の自転車隊「BEEMS」、あの制服で足立区4警察署と正しい乗り方アピール

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警視庁「BEEMS」、4警察署と自転車の安全な乗り方を訴える(足立区)
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警視庁の自転車隊「BEEMS」(ビームス)が冬の装いで、自転車の正しい乗り方をアピールしている。「自転車安全利用指導啓発隊」という正式名称にふさわしく自転車で車道に乗り出したが、夏のまぶしかったあのBEEMSとはどこか違う。

4日、東京・足立区内にある綾瀬、西新井、竹ノ塚、千住の4警察署と共にBEEMSは、約100人が参加する「足立4署・自転車安全利用指導啓発隊」出陣式に臨んだ。

その後、自転車利用者に、BEEMSは国道4号線を2つのチームに分かれて隊列走行。自動車の運転者にハンドサインで動作を示し、正しい乗り方のデモンストレーションを行いながら梅島陸橋交差点で、4警察署と地元ボランティアに合流。交通安全を呼びかけるパンフレットの配布などを行った。

BEEMS隊員の服装は、警視庁のエンブレムをつけたヘルメットにブルーの上下。その上に反射材ベストをまとっている。秋の発足当初にお披露目した半袖、短パンの白色のサイクリングウエアとは違い、どこかで見覚えのあるブルーの制服だ。

自転車交通対策・宮迫敏信係長が「白バイの制服です」とささやく。通行車両を見守る白バイ隊員のウエアとそっくりなのではなくそのものだった。BEEMSの隊員はそのほとんどが白バイ隊員で、自転車乗りの精鋭が選ばれている。中身をウエアが体現しているのだ。

ただ、白バイ隊の冬のウエアは中綿がたっぷりだが、それではごわごわすぎてペダルがこげない。BEEMSが着用しているのは春秋用のライディングスーツだ。足下もライディング・ブーツというわけにもいかないのでスニーカーだ。

ヘルメットは、道路交通法が「(保護者は)13歳未満の子どもにヘルメットの着用に努める」(63条1)と定めている。警視庁を始めとした各警察は、自転車を利用すべての人に着用を薦めていることもあって、自転車隊のBEEMSもヘルメットを着用する。冬のサイクリングウエアまでは行き届かなかったが、それでも乗りこなしてしまうところが自転車隊BEEMS・白バイ隊員のテクニックかもしれない。

《中島みなみ》

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