ホンダの米国法人、アメリカンホンダは12月23日、タカタ製エアバッグのインフレーターの不具合によるリコール(回収・無償修理)を拡大すると発表した。
このリコールは、タカタ製のエアバッグのインフレーター(膨張装置)の不具合が原因。ガス発生剤の成型工程や成型後の吸湿防止措置が正しく行われず、密度が不足したガス発生剤が組み込まれた可能性がある。
これにより、エアバッグ展開時にインフレーター内圧が異常上昇。インフレーター容器が破損して飛び散り、出火や乗員が負傷する恐れがあるというもの。
アメリカンホンダは今回、このリコールを2003-2004年モデルの『CR-V』に拡大すると発表。米国で販売された約12万7000台が、新たにリコールの対象になった。
アメリカンホンダは、「現時点で、タカタ製エアバッグインフレータのリコール作業は、47.1%が完了した」と説明している。