【CES16】VWのマイクロバス、EVで復活…最大600km走れる「BUDD-e」

自動車 ニューモデル モーターショー
フォルクスワーゲン BUDD-e(CES16)
フォルクスワーゲン BUDD-e(CES16) 全 17 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンは1月5日、米国ラスベガスで開幕したCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)16において、コンセプトカーの『BUDD-e』を初公開した。

BUDD-eは、フォルクスワーゲンの名車、『マイクロバス』を21世紀の技術で再現したコンセプトカー。同社はBUDD-eで、2019年のエレクトリックモビリティの姿を提示した。ボディサイズは、全長4597mm、全幅1938mm、全高1834mm、ホイールベース3152mm。フォルクスワーゲンのラインナップでは、『ティグアン』と『マルチバン』の間の大きさ。

BUDD-eのハイライトが、フォルクスワーゲングループが新開発した電動化車両用モジュラー車台、「MEB」の初採用。MEBは、電動パワートレインやバッテリー(二次電池)の搭載に必要なスペースを確保しながら、乗員が快適に過ごせるだけの充分な居住空間を備える。

EVパワートレインのうち、二次電池は、蓄電容量101kWhと大容量。フラットな設計で、床下にスマートに収まる。モーターは前後にひとつずつ搭載し、4輪を駆動。最高速150km/h、1回の充電で最大600kmの走行を可能にした。フォルクスワーゲンは、「ガソリン車と同等の航続距離」と自信を見せる。

バッテリーは、80%の容量ならおよそ15分で充電可能。室内は、新型ディスプレイや、「ジェスチャーコントロール2.0」を採用。次世代のコネクティビティとインフォテインメントの形を示している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る