ボルボとマイクロソフト、人と車の会話を可能にするシステムを開発

自動車 ビジネス 企業動向
ボルボとマイクロソフトのシステム
ボルボとマイクロソフトのシステム 全 3 枚 拡大写真

スウェーデンのボルボカーズは1月5日、マイクロソフトと協力して、車とオーナーが会話できるシステムを開発した、と発表した。

今回、ボルボとマイクロソフトは、ウェアラブルな音声コントロールシステムを実用化。ボルボ車の顧客は、「マイクロソフト・バンド2」を介して、車と会話できるようになる。

マイクロソフト・バンド2では、ナビゲーションの設定、ヒーターの始動、ドアのロック、ライトの点滅、クラクションを鳴らすなどの操作を、ボルボの携帯電話用アプリケーション「Volvo on Call」やウェアラブルデバイスを通じて、車に指示できる。

2015年11月、ボルボとマイクロソフトは、「HoloLens」(ホロレンズ)テクノロジーを自動車に初めて導入することで協力すると発表。HoloLensは、世界初のアイウェア型ホログラフィックコンピュータで将来、顧客が車の選び方や買い方を一変させるような可能性を秘めている。

そして今、ボルボとマイクロソフトは、次世代の自動車テクノロジーを共同開発するという野心的計画におけるさらなる証明として、マイクロソフト・バンド2を介して、ボルボ車にリモート音声コントロールを提供する。

マイクロソフト・バンド2を通した音声コントロールとボルボのコネクティビティの新たな可能性は2016年春、Volvo on Callの顧客に提供される予定。ボルボカーグループの上級副社長兼チーフ・インフォメーション・オフィサーのクラス・ベンドリック氏は、「きっと誰も想像したことのない手首に付けたウェアラブルデバイスを通した車との会話を、始めてみようではありませんか」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. レクサス『LBX MORIZO RR』、イエロー映える限定車「Original Edition」価格は730万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る