JAL、2016年度路線計画で成田=モスクワ線を季節増便

航空 企業動向
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日本航空(JAL)グループは、2016年度の国際線・国内線の路線便数計画を決定した。

国際線は現在、週3便運航している成田=モスクワ線を、4~6月は週1便増便して4便体制、7~10月はさらに1便増便して週5便体制で運航し、夏場の旺盛な旅客需要に対応する。

国際線の機材では、新たに777-200ER型機を「ひとクラス上の最高品質」をテーマに展開している「SKY SUITE」仕様に改修し、ビジネスクラスには新たにフルフラット座席を導入する。6月から成田=ボストン線、9月から成田=クアラルンプール線を「SKY SUITE」仕様の787-9型機で運航する。

プレミアムエコノミーサービスをホノルル線についても現在の羽田路線に加え、成田、関西、中部発着の便にも今夏以降、順次導入する。

羽田=北京線、成田=香港線、成田=台北(桃園)線では、ビジネスクラスにシェルフラットネオ座席を装着した787-8型機を新たに投入。

国内線は、「ひとつ先のスタンダード」をテーマとしている「JAL SKY NEXT」サービスを、羽田発着路線などで拡大展開し、商品・サービス力の強化を図る。「クラスJ」を設定した新機材・エンブラエル190型機を、伊丹=鹿児島線をはじめ順次展開していく。

2014年度に配分された「羽田空港政策コンテスト枠」で運航している羽田=山形線は、地域と一体になった利用促進が奏功し、コンテスト枠有識者懇談会で最高評価を得た。このため、国土交通省から2016年度以降、3年間の羽田発着枠延長配分を受けて1日2便運航を継続する。

このほかの地方路線については、2014年度から再開している季節運航路線を、就航先地域の協力を得ながら2015年度と同規模で運航する。一部路線では、プロペラ機材からリージョナルジェット機材へ変更する。

沖縄圏域の離島間運航では、貨物室を従来機に比べ2.5倍以上に拡張したボンバルディアDHC-8-400型機のカーゴ・コンビ仕様を定期路線に就航させ、旅客、貨物両方の需要増加に対応する。

羽田=那覇線、羽田=旭川線、羽田=函館線、羽田=青森線、伊丹=青森線はそれぞれ増便する。

三沢空港の滑走路工事などに伴って羽田=三沢線、伊丹=三沢線、丘珠=三沢線を一時的に運休するほか、羽田=長崎線、福岡=松山線、福岡=宮崎線、福岡=鹿児島線はそれぞれ減便する。

《レスポンス編集部》

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