岩谷産業、関西国際空港の水素ステーションが完成

自動車 ビジネス 企業動向
イワタニ水素ステーション関西国際空港
イワタニ水素ステーション関西国際空港 全 3 枚 拡大写真

岩谷産業は、空港施設に隣接したステーションとして日本初となる「イワタニ水素ステーション関西国際空港」が完成したと発表した。

同社はこれまで、四大都市圏を中心に全国12カ所の水素ステーションを開所しており、今回が13か所目となる。

「イワタニ水素ステーション関西国際空港」は、新関西国際空港が「環境先進空港」を目指して推進している「スマート愛ランド構想」の柱の1つである「水素グリッドプロジェクト」の一環として整備した。新関西国際空港から土地の提供を受け、岩谷が建設した。

空港内の水素ステーションであることから、翼をイメージしたキャノピー(屋根)を採用するなど、斬新なデザインを採り入れた。供給する水素は、岩谷の液化水素製造拠点であるハイドロエッジ(大阪府堺市)からローリーで輸送し供給する「オフサイト方式」を採用した。

また、同ステーションには、大型のデジタルサイネージを設置したイベントスペースを併設しており、今後はセミナーや見学会など、水素エネルギー社会の早期実現に向けた啓発活動を行う場として積極的に活用する。

関西国際空港で進められている「水素グリッドプロジェクト」では、環境省の実証事業として2015年2月から国際貨物エリア内で燃料電池フォークリフトと水素供給設備の実証試験を行っている。岩谷は水素供給設備の開発・設置と燃料となる水素の供給を担当している。現在は1台のみでの実証試験だが、今後、順次台数を増やしていく計画で、岩谷では、水素の供給能力増強に向けて検討している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  2. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  3. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  4. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  5. ホンダ『シビック』の顔が変わる! 英国版のグリルとバンパーが新デザインに
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る