民間調査会社のオートデータ社は2月2日、1月の米国新車販売の結果を公表した。総販売台数は114万8057台。前年同月比は0.3%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが20万3745台を販売。前年同月比は0.5%増と、5か月連続で前年実績を上回った。シボレーブランドの主力中型セダン、『マリブ』が、24.1%増の1万4746台と、3か月ぶりに増加。主力の大型ピックアップトラックの『シルバラード』は、前年同月比4.9%増の3万7863台と、22か月連続で前年実績を上回る。
トヨタを上回り、3か月ぶりに2位のフォードモーターは、17万2478台を販売。前年同月比は2.8%減と、8か月ぶりの前年実績割れ。主力中型セダンの『フュージョン』が、0.9%増の1万9877台と、2か月連続で増加。主力SUVの『エスケープ』は、4.2%減の1万9219台と、2か月ぶりに減少した。ベストセラー大型ピックアップトラックの『Fシリーズ』は、5.2%減の5万1540台と、12か月ぶりに前年実績を下回った。
FCA US(旧クライスラーグループ)は、引き続き4位。その販売台数は15万5037台で、前年同月比は6.9%増と70か月連続のプラスを維持した。大型ピックアップトラックの『ラム』が、5%増の2万9938台と、2か月ぶりに増加。クライスラーブランドでは、ミニバンの『タウン&カントリー』が、39%増の8380台と好調。
日本メーカーのビッグ3では、3か月ぶりに3位に後退したトヨタが、16万1283台を販売。前年同月比は4.7%減と、5か月ぶりに前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』は、0.3%増の2万6848台と、5か月連続で増加。『カローラ』は18.3%減の2万2362台と、2か月ぶりに減少する。『RAV4』は2万1554台で、前年同月比は8.7%増と、5か月連続のプラス。
日産は、ホンダを上回り、10か月ぶりの5位。1月は、10万5734台を販売。前年同月比は1.6%増と、5か月連続の前年実績超え。主力の『アルティマ』(日本名:新型『ティアナ』)が2万2156台を販売。前年同月比は16.1%減と、4か月連続で前年実績を下回る。『セントラ』は、12.2%増の1万6144台と、5か月連続で増加。主力SUVの『ローグ』は1万9762台を売り上げ、前年同月比は26.3%増と18か月連続で前年実績を上回った。
ホンダは、日産を下回り、10か月ぶりの6位。1月は10万0497台を売り上げ、前年同月比は1.7%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込む。主力車の中では、『アコード』が2万0765台で、前年同月比は1.2%減と5か月ぶりに減少。『CR‐V』は1万9208台にとどまり、前年同月比は17.2%減と、4か月連続で減少。『HR-V』(日本名:『ヴェゼル』)は4177台と、良好な立ち上がりを示している。