イタリアの高級スポーツカーメーカー、フェラーリは2月2日、2015年の通期(1-12月)決算を発表した。
同社の発表によると、売上高は過去最高の28億5400万ユーロ(約3730億円)。前年実績の27億6200万ユーロに対して、3%増だった。
また純利益も、過去最高の2億9000万ユーロ(約380億円)。前年の2億6500万ユーロに対して、9%増と伸びている。
2015年の世界新車販売は過去最高の7664台で、前年比は6%増。2013年5月に発表した生産台数を抑制し、高いレベルの希少性と長期に渡る価値を持続させる戦略を方針転換した。フェラーリによると、2015年はV8エンジンを積む『カリフォルニアT』、『458スペチアーレA』、『488GTB』が、前年比17%増と好調だったという。
市場別の販売実績では、米国が前年比7%増。中国を含めたアジア太平洋地域は、前年比26%増。欧州や中東、アフリカは、前年比2%増と堅調だった。