【ホンダレーシング】16年国内体制発表…SUPER GTの NSX は今季ハイブリッド搭載せず

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SUPER GT(GT500クラス)のNSXは今季、ハイブリッド非搭載となる。
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12日、ホンダが今季の2輪&4輪国内モータースポーツ活動の計画概要を本社(東京・青山)にて発表した。SUPER GTシリーズのGT500クラスに参戦する『NSX CONCEPT-GT』については、今季はハイブリッド非搭載で走ることが公表されている。

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14年のNSX参戦開始から3シーズン目となるGT500だが、過去2年はいずれも1勝のみと苦戦。日産、レクサスに対して巻き返しを図る今季、まずドライバー布陣は以下のようなかたちになった。

■16年 ホンダGT500クラス参戦陣容
#8 松浦孝亮&野尻智紀(AUTOBACS RACING TEAM AGURI)
#15 武藤英紀&O.ターベイ(Drago Modulo Honda Racing)
#17 塚越広大&小暮卓史(KEIHIN REAL RACING)
#64 中嶋大祐&B.バゲット(Epson Nakajima Racing)
#100 山本尚貴&伊沢拓也(TEAM KUNIMITSU)

ドライバー面での昨年からの変更は小暮と武藤が入れかわったのみだが、今季に向けての最大のトピックはNSXがハイブリッドシステムの搭載を取りやめたことである。これは大きな決断といえるが、ホンダの松本雅彦プロジェクトリーダーはハイブリッド非搭載の理由をこう説明する。

「今季に向け、バッテリーのサプライヤーからの供給が難しい状況になってしまいました。代替案として(バッテリーの)製作、開発を、ということも考えましたが、期間や費用の面で非常に厳しく、やむなくハイブリッド非搭載とすることにしました」。

14年からの現行GT500クラス車両規定施行下において、NSXはミッドシップとハイブリッドという特例的な要素を重量増等と引きかえに認められてきた経緯がある。正直、規定的なところの影響も含めて(少なくともリザルト的に見た場合)ハイブリッドが充分に威力を発揮しているとは言えず、むしろチームからは重量増等による(規定的な)マイナス面を指摘する声も聞かれていた。登場間近とされる市販車とのリンクが薄まるのは本意ではないが、今季こそ成功をおさめなければならない状況でホンダは実を取ってきた、とも考えられる決断だ。

松本リーダーは「軽くなりますが、ハイブリッドからのアシストもなくなるので、戦闘力に対してはプラスもマイナスも(トータルでは)ないと考えています」と語る。昨季1勝をあげている#100の山本尚貴も「有利と不利、どちらもあると思います」。ただ、山本はドライバーならではのこんな思いも話している。「ドライバーとしては(ハイブリッド搭載の意義は感じつつも)なるべく他と同じ土俵で戦いたい、という思いもありました。その意味では(依然ミッドシップではあるけれど、昨年までより)シンプルになったと思います」。

さらに山本は「(ハイブリッド搭載だった昨年までは)他にはないトラブルが出ることもありましたけど、それがなくなるのは有利に働く方の材料かな、と思います」とも。いろんな意味でシンプルに戦える分だけ、トータルで考えるとプラスの方が大きいのかもしれないが、そうできるようにマシンを開発していくこと、それがホンダ勢にとっては重要になるだろう。

今年の発表会は2輪も4輪も、ライダーやドライバーが次の選手をリレー方式で紹介していくという斬新な趣向で実施されたが、そのなかで山本は「目指すのはただひとつ、ダブルタイトル獲得です」と話した。GT500とスーパーフォーミュラ、国内トップ2冠制覇を目指し、気合いを込めるホンダのエース。GT500では昨年に続いてチーム国光で伊沢拓也とコンビを組んでの戦いだ。

「昨年、もともといたことのあるチームに入って、以前もそこで組んでいた伊沢選手とまた組んだとはいえ、チームの中身が変わっていたところもあったので、新たな気持ちでいろいろなことを構築していく必要がありました。試行錯誤しつつの戦いでしたが(第6戦の)SUGOで優勝できましたし、後半戦はいい感じで戦うことができていたと思います。今年、その高いステージから始められることは強みですね。開幕戦から頑張っていきたいです」。

ホンダの復権が期待される今季のSUPER GT、開幕戦は例年通り岡山国際サーキットが舞台だ。開幕戦の日程は4月9~10日で、その3週前の3月19~20日には同地にて公式合同テスト(&サーキットのファン感謝デー)も実施される予定となっている。まずはそこでのNSX勢のパフォーマンスが注目されるところだ。

《遠藤俊幸》

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