【VW ゴルフトゥーラン 新型】飛躍的に進化した足元空間のゆとり…新旧パッケージング比較 キャビン編

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VWゴルフトゥーラン
VWゴルフトゥーラン 全 12 枚 拡大写真

新型『ゴルフトゥーラン』は、『ゴルフ』Vベースの先代に対してゴルフVII同様、VW最新の生産方式=MQB(モジュラートランスバースマトリックス)にもとづいて開発された2代目だ。

【画像全12枚】

つまり、一気に二世代新しくなったリヤヒンジドアを持つ7人乗り3列シートミニバンである。ここではミニバンとして重要な新旧のパッケージング、居住性について比較したい。

まずはボディーサイズ。全長4535×全幅1830×全高1640~1670mm。ホイールベース2785mm。先代より全長で130mm、全幅で35mm、ホイールベースで110mmの拡大となる。しかし全高は最大30mm低まっているのが特徴 だ。

もちろん、室内空間も大幅に拡大。特に先代の160mmから200mmのスライド量となった2列目席のひざ回り空間は身長172cmのボクのドライビングポジ ション基準で先代約185mmに対して最大250mm(シートバックテーブル展 開状態)となり、また足元フロアの凸がなくなりフルフラットとなったため、足元空間のゆとりは飛躍的に広がっている。

先代同様の3座独立シート(取り外しはできなくなった)の中央席でもフロアにゆったりと足を置き、足を伸ばすことができるようになったのだ。ちなみに頭上空間は大型ガラスルーフの装着有無によって異なる(装着するとオーバーヘッドボックスは未装着に)。ボクの着座ではサンルーフなしだと165mm、サンルーフの内張りを閉めると150mm、内張りを開けると180mmとなり、車内のサンルームのような明るさも同時に手に入る。

3列目席の乗降性は飛躍的に向上している。3列目席の乗降は2列目席のウォークイン機構で行うのだが、新型では新たにシートをワンタッチで前方にスライドできるイージーエントリー機能を持たせたことで乗降は極めて容易。

3列目席は着座しても快適だ。ひざ回り空間が先代より54mm広がったことだけでなく、フロアからシート座面までの高さが20mm以上高まったことで、いわゆる体育座りではない、いすに座っているような姿勢が取れるのだ。全高が低まったとはいえ、ボクが着座すれば頭上に先代同等の約90mmの空間がある。

ここで6名乗車時における3列目席の解放感をアップする方法を伝授したい。トゥーランの2列目席は3座独立式(シート幅左右460mm、中央420mm)だが 、その中央席を、2列目席のひじ掛けとして倒してしまうのだ。するとそこに2 列目キャプテンシート的な空間ができ、3列目席の解放感、前方見通し性は格段 に向上するというわけだ。

新型トゥーランの居住性を総括すれば、1列目席は一段と洗練されたデザイン、 収納の豊富さに満足でき、特に後席は乗降性、および温度調整機能付後席エアコン吹き出し口による空調機能の向上、ひざ回り空間のゆとりに見るべきものがあり、2列目席フロアのフラット化を含め、なるほど2世代分の進化が果たされて いると結論づけられる。

ただし、先代と違い2/3列目席を外すことができなくなった点については、日本での使用では外したシートの置き場所、脱着する重さ、操作を考慮すれば大歓迎だが、だとしたら、3分割の2列目席は乗車姿勢が制限されるため(だらっと座れない)、もっとフラットで自由な着座姿勢をとりやすい5:5分割でもよいので はないか、と思ったりする。

《青山尚暉》

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