セバスチャン・ローブ、「世界ラリークロス選手権」にプジョーで参戦

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今年のWorld RXにローブはプジョーを駆って参戦する。
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29日、かつてWRC(世界ラリー選手権)で9年連続タイトルを獲得するなどしたセバスチャン・ローブが、今季は「世界ラリークロス選手権」にプジョーでフル参戦することが発表された。

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ラリークロスとは、多様な路面状況や起伏等の変化にも富んだクローズドコースを複数台同時出走によって周回、着順を競うのが基本形態の競技。使用されるのはラリー車で、上位ゴール者が次のラウンドに進み、ファイナルレースで1位となった者が優勝となる。近年はFIAの世界選手権シリーズ化も成されるなど、世界的な盛り上がりの機運を見せつつあるジャンルだ。

世界ラリークロス選手権(通称「World RX」)には、2003年のWRCチャンピオンで、かつてローブのライバルでもあったペター・ソルベルグも参戦、シリーズ初年度の14年から2年連続で王者となっている。

そこに今季はローブが初のフル参戦ということになった。「Team Peugeot-Hansen」からシリーズ12戦に「プジョー208 WRX Supercar」を駆っての参戦。昨季シリーズ2位のT.ハンセン(Hansen)をチームメイトとする体制で、すでにローブは2月中旬、ハンセンの母国スウェーデンのオーレで“氷上ラリークロス走行”を僚友と披露するなどもしている模様だ。

フランス出身、42歳になったばかりのローブは、近代モータースポーツ史においてミハエル・シューマッハーと比肩し得る成功をおさめた人物。その栄光は枚挙に暇なく、シトロエンでのWRC9冠(04~12年)に加えて、米国の伝統あるヒルクライムイベント「パイクスピーク」でも伝説的なタイムを樹立して優勝した(13年、プジョー)。今年はダカールラリーにプジョーで初参戦し、序盤戦はいきなり総合優勝か、というスピードを披露している(総合優勝は来年以降にお預け)。

ローブはサーキット系の競技でもかなりの実績を誇っており、近年はシトロエンでWTCC(世界ツーリングカー選手権)に参戦、シリーズ上位成績を残してきた。シトロエン、プジョーとのつながりが深いことにはもはや説明の要もないだろう。そして今季、また新たな挑戦をプジョーに乗って開始する(単発でのラリークロス参戦経験自体は過去にもある)。

ローブのコメント
「World RXにフル参戦できる機会を得て、とても興奮しているよ。この競技に関しては、クルマも戦略も自分にとってまったく新しい経験ということになる。もちろん学ぶべきことはたくさんあるが、早くコンペティティブな存在になれることを願っている」

2016年のWorld RXは4月のポルトガル戦で開幕、11月の最終戦アルゼンチンまで全12戦の開催が予定されている。ローブ伝説の次なる一章の舞台として、より注目度が上がることだろう。

《遠藤俊幸》

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