ヤマハ、ロッシの「VR46 アカデミー」と協力し若手ライダー育成を強化

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バレンティーノ・ロッシ
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ヤマハ発動機が3月1日、都内で行われた2016年のモータースポーツ体制発表会で、「VR46 Riders Academy」のオフィシャル・パートナーになることを発表した。

これは、MotoGPライダーで今年もヤマハのワークスチームで戦うバレンティーノ・ロッシが主宰するもの。これまで9度の世界チャンピオン獲得という輝かしい実績の中で積み重ねてきた経験や知識をもとに、トップライダーを目指すイタリア人若手ライダーを育成していくというプログラム。2014年に開設され、昨シーズンもMoto2やMoto3で活躍するライダーを多数輩出してきた。

ヤマハは今年から3年契約でオフィシャル・パートナーになるとともに、アカデミーで使用するバイクをオフィシャル・サプライヤーとして提供。『YZF-Rシリーズ』『YZシリーズ』を計26台提供予定だ。

またヤマハではアジアを基盤として若手ライダーの育成システム体制をさらに強化。昨年に続きアジアロードレース選手権(ARRC)のアジアプロダクション250クラス(AP250)クラスに参戦する若手ライダーをサポートしていく他、今年は「YAMAHA RACING TEAM」として同最高峰クラスのSS600に参戦。この他にも現地でのレーシングアカデミーを実施し、その中から特に有望と認められたライダーには、ロッシ主宰の「VR46 Riders Academy」への参加資格も与えられるとのことだ。

なお今季のSS600クラスには伊藤勇樹とマレーシア出身のムハマド・フィトリ・アシュラフ・ビン・ラザリが「YAMAHA RACING TEAM」から参戦する。

ヤマハのモータースポーツ戦略部長兼先進国営業部長の河野俊哉氏は、「当社では有能な若手ライダーを応援し、世界のどこからでも世界のトップに挑戦できる環境整備に取り組んでいます。中でもアジアで確固たるステップアップモデルを構築し、それを他の地域でも順次展開していきます」と説明。最近は日本をはじめとしたアジアの若手ライダー発掘に各メーカーも力を入れており、ヤマハの次世代を担う世界トップライダーを育成するための充実した環境整備が積極的に行なわれている。

《吉田 知弘》

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