JAXAとNASA、全球降水観測計画標準プロダクトVer4をリリース

宇宙 科学
DPR潜熱(Spectral Latent Heating Algorithm; SLH)アルゴリズムの処理フロー
DPR潜熱(Spectral Latent Heating Algorithm; SLH)アルゴリズムの処理フロー 全 2 枚 拡大写真

宇宙航空研究開発機構(JAXA)と米国航空宇宙局(NASA)は、全球降水観測計画(GPM)標準プロダクトバージョン4のリリースを開始した。

バージョン4プロダクトは地球観測衛星データ提供システムG-Portalから取得できる。過去期間のデータについても並行して再処理を行っており、順次提供可能となる予定。

バージョン4から、大気中の熱エネルギーの3次元分布を与える潜熱加熱(SLH)プロダクトの提供を開始し、熱帯降雨観測衛星(TRMM)降雨レーダ(PR)からの継続したデータ提供が可能となる。

潜熱加熱プロファイルが正しく把握されることにより、IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の気候変動予測に用いられている、気候モデルでの地球エネルギー収支の高精度な検証が可能となり、気候変動予測の精度向上につながる。

また、二周波降水レーダ(DPR)プロダクトもバージョン4で様々な改良が加えられている。

全球合成降水マップ(GSMaP)バージョン4プロダクトは、7月頃に提供する予定。

《レスポンス編集部》

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