三菱重工、総客室数1643室の大型客船をアイーダ・クルーズに引き渡し…当初計画から1年遅れ

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三菱重工業は、長崎造船所で建造してきたアイーダ・クルーズ向け大型クルーズ客船2隻のうち1番船「アイーダ・プリマ」を引き渡した。

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クルーズ船は、引き渡し後、ドイツのハンブルグに向け出航した。大型クルーズ客船は、火災事故などの発生で当初の計画から引き渡しが約1年遅れた。2番船については、1番船建造を通じて得た知見、反省を活かして、全体工程の最適化と工法の改善によって建造を加速する方針。

アイーダ・プリマは、総トン数約12万5000トンで、全長300m、18のデッキを持つ大型客船。船内には、開放型3層吹き抜け多目的シアター、レストラン、バー、ショップ、サウナ、ディスコ、カジノなど数多くのパブリックスペースとビール醸造設備を持ち、最上層には、2カ所のプール設備に大型フォイルドーム天井を採用し、うち1カ所にウォータースライダー設備を備える。総客室数は1643室でアイーダブランドの客船としては最大となる。

さらに、クルーズ客船向けでは世界初となる三菱重工独自の「三菱空気潤滑システム」(MALS)を搭載し、燃費向上を図った。また、ポッド推進装置、LNG(液化天然ガス)燃料供給装置、最新の排ガス浄化装置、排熱利用によりエネルギー消費を抑えた空調システムなど、世界最先端の省エネ技術を採用した。

引き渡し式典には、船主側からコスタ・グループのマイケル・タム社長、アイーダ・クルーズのフェリックス・アイヒホーン社長、三菱重工の宮永俊一社長らが出席した。

また、関係者立会いのもと、フラッグチェンジセレモニーが開催され、船体の後部に掲げられている旗が日本国旗からイタリア国旗に替えられた。

アイーダ・プリマは、ハンブルグ港を4月30日に出港し、ロッテルダム(オランダ)、ゼーブルッヘ(ベルギー)、ルアーブル(フランス)、サウサンプトン(イギリス)を巡るファーストクルーズに就航する予定。

5月5日から8日の間、ハンブルグで開催される第827回ハンブルグ開港祭で命名式が行われ、欧州でお披露目される。

《レスポンス編集部》

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