【F1 オーストラリアGP】マクラーレン・ホンダ、2台揃ってQ2進出…決勝レースにも自信

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マクラーレン・ホンダ、開幕戦から揃ってQ2進出
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19日、オーストラリアのアルバート・パークサーキットで行われた2016年のF1開幕戦オーストラリアGPの予選。マクラーレン・ホンダは2台揃ってQ2進出を果たした。

前日のウエットから打って変わりドライコンディションの中で行われた予選。今年からの新ルールに伴い、フェルナンド・アロンソ、ジェンソン・バトンともにセッション開始早々からタイムアタックを敢行。スーパーソフトタイヤを2セット投入しアロンソは1分26秒537で3番手タイムを記録。バトンも1分26秒740で7番手につけ、開幕戦から2台揃って余裕を持ってQ2進出を果たす。

しかし、予選でより効果を発揮するスーパーソフトタイヤをQ1で2セット使用したため、彼らが持っているのは残り1セットのみ。Q2ではさらにタイムを詰めるものの、Q3進出圏内の8位以内に届かずセッション途中でノックアウト。アロンソが12番手、バトンは13番手から明日のレースに臨むことになる。

当初目標としていたQ3進出は叶わなかったが、陣営は昨年と比べると格段に進歩しているマシンに手応えを感じている様子だった。

アロンソは「今日のクルマは素晴らしかった。今週末のパフォーマンスに不満はない。正直、ここまで速いとは思っていなかったし、予想していたより競争力があった。これから数レースで新しいことも試していき、将来的にもっと強くしていきたい」と前向きなコメント。バトンも「12・13番グリッドは我々が当初予想していたポジションよりも良い。クルマのフィーリングも悪くなかった。楽しくマシンを走らせれたよ。だけど、Q2ではスーパーソフトタイヤが残っていなくて、満足に戦うことができなかった」とQ2で一度しかタイムアタックできなかったことが、心残りだった様子だ。

昨年はトラブル続きで、特に序盤戦はまともに走るのも困難だったマクラーレン・ホンダ。今年は信頼性が大幅に向上し、冬のテストでも各日2レース分に近い距離を走破するほど、順調にプログラムをこなしてきた。しかし、予選で上位に食い込むためには、予選Q1をさらに余裕を持って突破する必要があるとのこと。アロンソは「Q1突破のために2セットのスーパーソフトが必要だった。その結果3番手で通過はできたけど、Q2では1回しかアタックチャンスがなかった」と振り返るが、一発勝負のQ2でもトップとの差は昨年と比べると確実に縮まっており「良い驚きだった」と収穫も多かったようだ。

明日の決勝に向けては2人とも自信をみせており、アロンソは「明日は面白いレースになると思う。できれば2台揃ってポイントを獲得したいね」とコメント。バトンも「昨年のこの時期から比べるとかなり良くなっている」と語った。

昨年は、やっとの思いでバトンが完走したという開幕戦。1年経った今年はポイント圏内でフィニッシュすることができるのか、2年目のマクラーレン・ホンダの実力が試されるレースとなりそうだ。

《吉田 知弘》

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