GM、中国に新車攻勢…2020年までに60車種以上

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中国市場での新たな成長戦略を発表するGMのダン・アマン社長
中国市場での新たな成長戦略を発表するGMのダン・アマン社長 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車最大手、GMは3月21日、2020年までに中国市場へ60車種以上を投入することを核にした、中国における新たな成長戦略を発表した。

GMの中国における2015年の新車販売台数は、過去最高の361万2635台。前年比は5.2%増だった。一方、フォルクスワーゲングループ(傘下のアウディやシュコダなどを含む)の2015年の中国新車販売台数は、354万8600台。前年比は3.4%減と、マイナスに転じた。

この結果、GMがフォルクスワーゲングループに約6万4000台の差をつけ、2015年の中国新車市場の頂点に立った。GMが中国市場を制したのは、2012年以来、3年ぶりとなる。

今回発表された新たな成長戦略は、中国における新車販売をさらに増やすのが狙い。2020年までに、中国市場へ60車種以上を投入する。このうち2016年は、13車種を予定。GMによると、SUVやMPV、高級車を重視した新車投入になるという。

GMのダン・アマン社長は、「優れた車を販売するというGMの中核事業が、現在の投資の基礎となるもの。中国市場は成熟しつつあるが、GMにとっては短期、長期的に、依然として成長の余地がある」と語っている。

《森脇稔》

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