神戸製鋼、タイヤ・ゴム機械事業の中国拠点を設立…世界シェア50%を目指す

自動車 ビジネス 海外マーケット
タイヤ製造プロセス
タイヤ製造プロセス 全 2 枚 拡大写真

神戸製鋼所は3月22日、自動車や建設機械用タイヤ等の製造工程で使用するタイヤ・ゴム機械の中国における営業・アフターサービスを目的とした神鋼産機系統工程(青島)有限公司(KMQ)を設立したと発表した。

神戸製鋼所は原材料のゴムにカーボン、硫黄、薬品などを均一に練り込む混練機のトップメーカー。今回のKMQの設立により、世界最大のタイヤ生産量を占める中国での需要のさらなる取り込みを図り、世界シェア50%獲得を目指す。総投資額は200万元(約4000万円)で、4月からの営業開始を予定。

現在、中国は全世界のタイヤ生産量の約40%を占めており、今後も自動車需要の伸長に伴い、タイヤ製造設備の需要も拡大していく見通しだ。また、神戸製鋼所は中国向けに250台以上のタイヤ・ゴム機械を納入しており、アフターサービスのニーズも高まっていることから、新会社を設立した。KMQでは、タイヤ・ゴム機械の営業・アフターサービスに加え、同社機械事業部門のメニューである樹脂機械も併せて取り扱う。これにより、同社機械事業部門として、2020年度を目処に約10億円程度の売上げ増加を目指す。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る