サイオンの デミオ セダン、「iA 」… ブランド廃止で ヴィッツ の一員に

自動車 ニューモデル モーターショー
サイオン iA
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トヨタ自動車の米国法人、米国トヨタ販売は3月23日、米国で開幕したニューヨークモーターショー16において、『ヤリス iA』を初公開した。

トヨタは2月3日、米国の若者向けブランド、サイオンの廃止を発表。これに伴い、サイオン『iA』(マツダ『デミオ セダン』のOEM)が、2017年モデルからトヨタブランドに移行する。ニューヨークモーターショー16では、サイオンiAがトヨタの『ヤリス』(日本名:『ヴィッツ』)ファミリーの一員となり、ヤリスiAとして初公開された。

サイオンiAは1年前のニューヨークモーターショー15で初公開。iAは、サイオンブランドにとって、初のセダン。サイオンはこれまで、小型ハッチバックや2ドアクーペが主体のラインナップを展開してきた。4ドアセダンの投入で、新たな顧客層の獲得を狙う。サイオンによると、iAは機能性を重視しつつ、スタイリングや運転する楽しさも求める若い顧客に向けたセダンになるという。

iAは、マツダが主に東南アジア市場に投入している新型『デミオ セダン』がベース。グリルやバンパー、ヘッドライトなどを専用デザインにすることで、サイオンらしさを表現した。この背景には、トヨタとマツダが2012年11月、「トヨタとマツダ、メキシコでの生産について合意」との発表がある。2014年2月末に稼動したマツダのメキシコ新工場で2015年夏頃から、新型『マツダ2』(日本名:『デミオ』)をベースにしたトヨタ向け小型車を年間5万台程度生産し、トヨタが北米で販売することが決定していた。

サイオンiAのエンジンは、マツダ製の1.5リットル直列4気筒ガソリン。最大出力106hpを発生する。トランスミッションは、6速MTと6速ATが用意されている。

《森脇稔》

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