【INDYCAR 第2戦】連覇ねらう王者ディクソンが今季初勝利…琢磨は厳しい戦いで15位

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左から2位バジェノー、優勝ディクソン、3位パワー。
左から2位バジェノー、優勝ディクソン、3位パワー。 全 8 枚 拡大写真

現地2日、インディカー・シリーズの今季第2戦決勝が米アリゾナ州フェニックスで開催され、昨年の王者スコット・ディクソンが今季初優勝を飾った。佐藤琢磨は厳しい戦いを強いられ、15位でのチェッカー。

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コース全長約1マイル、ショートオーバルの部類に属す「フェニックス・インターナショナル・レースウェイ」でのシリーズ戦開催は11年ぶり。今季初のオーバル戦でもある。250周の決勝は明るいうちに始まり、途中からはナイトレースになっていくフォーマットだ。

予選ではエリオ・カストロネベス(#3 Team Penske/シボレー)がポールポジションを獲得。エンジン対決という面では明暗クッキリで、シボレー勢がトップ10を独占、ホンダは11位が最高だった。佐藤琢磨(#14 AJ.Foyt Racing/ホンダ)は予選前の走行でクラッシュがあり、予選を走ることができず20位の扱いに(参加22台)。

走行ラインが実質的に1本しかなく、抜きつ抜かれつという展開にはならない決勝レースだったが、そのなかで40周を過ぎる頃、トップを守っていたカストロネベスが右フロントタイヤの異常に見舞われ、大きく後退してしまう。ここでトップに出たのは僚友ファン・パブロ・モントーヤ(#2 Team Penske/シボレー)。しかし、モントーヤも100周が近づく頃に右フロントタイヤをおかしくする。

同じチームのマシンの同じ位置のタイヤに、しかもそのタイヤでの走行マイレージが同じくらいのタイミングで似たタイヤトラブルが発生した(タイヤは全車ファイアストン)。これはおそらく、タイヤの内圧設定を含めたチーム独自の調整に依るところだろう。そこに速さの秘訣が存在した可能性もあるが、結果的には手痛いロスを被ることになった。最終的にモントーヤは9位、カストロネベスは11位に終わる。

100周目前後以降、レースは完全にスコット・ディクソン(#9 Chip Ganassi Racing/シボレー)が支配。昨シーズン通算4回目の王座を獲得し、今年は自身初の連覇による5度目の戴冠を目指す王者が今季初勝利を飾った。

「前や後ろにいる別のマシンとペースをうまく合わせることを意識していた。何が必要かを理解し、正しいポジションに居続けることを最後まで心掛けたんだ。チームには感謝しきれない気持ちだ。彼らは素晴らしい仕事をしてくれた」と語るディクソンは通算39勝目。歴代4位タイに相当する勝利を挙げ、連覇に向けて力強く踏み出した。

2位はシモン・パジェノー(#22 Team Penske/シボレー)。3位には開幕戦の決勝を欠場していたウィル・パワー(#12 Team Penske/シボレー)が入った。4位はトニー・カナーン(#10 Chip Ganassi Racing/シボレー)で、ホンダ勢最上位は5位のグレアム・レイホール(#15 Rahal Letterman Lanigan Racing)。

琢磨はクラッシュの影響による走行量不足でマシンのセットアップが充分とはいえない面があっただろうし、体調に関してもベストではなかったと思われるが、レースを戦い抜いた。しかし上位進出は叶わず、15位でのフィニッシュ。「僕たちにとってタフなウイークエンドでした」との談話がすべてを象徴するレースだった。ただ、「タフで長い夜でしたし、忘れてしまいたい週末でもありますが、チームのみんなはいい仕事を続けてくれています」との談話もあるので、チームの流れ自体はわるくないようだ。

開幕戦6位に続く上位結果は成らなかったが、次戦は琢磨が3年前に初優勝を飾ったロングビーチ市街地コースが舞台。毎年のことだが、期待がいつも以上に大きくなるレースである。決勝は現地17日の開催。琢磨が3年ぶりの勝利を目指し、上位で戦えることを願いたい。

《遠藤俊幸》

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