教室の様相を変えた「電子黒板」は直接書き込めるタイプが主流

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電子黒板による授業の一例
電子黒板による授業の一例 全 1 枚 拡大写真

 特集「ひとことで言うと?教育ICT用語」では、教育ジャンル中心の基礎用語から最新キーワードまでのIT用語辞典として、おもに教育関係者向けに用語をやさしく解説していく。記事を読んでいるときに、わからない用語があったときに役立てていただきたい。

電子黒板とは
【読み】でんしこくばん
【表記】類語:インタラクティブ・ホワイトボード(IWB)
【分類】ハードウェア
【ひとことで言うと】
「黒板の内容を、印刷・表示切り替え・上書き・保存できるようにするデジタル製品」
【解説】
 従来の黒板に、書いた文字の印刷機能、データーの取り込み機能などをもたせたのが「電子黒板」だ。特に、コンピューターとの連動を強化した製品を「IWB(インタラクティブ・ホワイトボード)」と呼んで、電子黒板と区別する場合も多い。製品形態としては、従来の黒板に取り付ける「ユニット型」、ホワイトボードのような「ボード型」、大型ディスプレイを使った「一体型」に大別でき、それぞれコンピューターと組み合わせて使用する。

 昔は、黒板やホワイトボードに書いた内容を、取り付けたプリンターから印字するだけの製品が主流だったが、画像データーを保存できる製品が登場。さらに、大型ディスプレイやプロジェクターなどで、画面表示もコンピューター制御になる、という流れで進化し、これにより、授業の進行や生徒の興味に合わせて表示を切り替え、教師や生徒が直接画面に書き込みを行い、さらにはデーターとして保存するという、電子黒板の基本的な使い方が完成した。

 文部科学省は現在、「教育のIT化に向けた環境整備4か年計画」により、2017年度末までに各教室に電子黒板とノートパソコンを1台ずつ配備するよう推進している。

 最近は教室全体をシステム化し、生徒の手元のタブレットに詳細資料を、電子黒板に概要を表示させるといった使い方も、取り入れられている。

【関連用語】インタラクティブ・ホワイトボード
【最終更新日】2016年4月6日

電子黒板とは【ひとことで言うと?教育ICT用語】

《冨岡晶》

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