高級輸入中古車販売のロペライオは「スピード納車プログラム(SNP)」と名付けた最短5分で納車手続きを完了する独自システムでの販売を強化する。同社初の都心拠点となるロペライオ青山の開設を機にSNP対象車種をハイエンドモデルにまで拡大し販売単価を引き上げる。
契約から納車までには、車庫証明の申請、名義変更、その後の整備や保証継承点検などで通常3~4週間かかるが、SNPは事前に整備を済ませた車両をロペライオ名義で多数展示することで納車までの手続き最短5分で完了するというもの。
ロペライオの宮里泰光社長は「お忙しい方や気に入ったクルマにすぐに乗りたいというお客様のニーズに応えるべく、契約頂いた当日に乗って帰れるというサービス。サービス開始から5年経過し、累計利用者数は200名以上。過去1年間の平均単価は900万円、月10台の成約がある」と話す。
ロペライオでは4月8日に初の都心拠点となるロペライオ青山を開設した。宮里社長は「青山店ではSNP対応車種をハイエンドモデルにまで広げて、たった5分でフェラーリに乗って帰れるというサービスを提供する。青山店でハイエンドモデルをSNPで納車して品川ナンバーで乗って帰って頂くことを定着させたい」と述べた。
これにより「第一段階として現状の月9000万円のSNP売上高を1億円にしたい。また青山店に関してはSNPの平均単価1800万円以上を目指す」ことを明らかにした。