購入したいクルマをARでチェック…FCA、自動車販売アプリを公開

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Project Tango技術を応用したアプリケーション(イメージ)
Project Tango技術を応用したアプリケーション(イメージ) 全 1 枚 拡大写真

フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)は、モバイルワールドコングレスで、アクセンチュア・デジタルがGoogleの「プロジェクト・タンゴ」開発キットで実装した没入型自動車販売アプリケーションのプロトタイプを公開した。

アプリケーションは、消費者が購入を検討している自動車など、実物大のオブジェクトをバーチャル空間で見たり、操作したりすることを可能にするもので、AR(拡張現実)を使って消費者の購買意欲を刺激するためのツール。

自動車購入検討者は、統合センサーやモーショントラッキング、エリアラーニング、深度センサーなどを搭載した「プロジェクト・タンゴ」モバイル端末を操作することで、バーチャルに存在する実物大の自動車を眺めながら、周りを歩いたり、車内を確認したり、カスタマイズしたりすることができる。

今回、アクセンチュアが展示したデモでは、ユーザーがバーチャル自動車のドアを開けると内装を詳細に確認できるほか、端末画面をタップするだけで、内装の色やダッシュボードの種類を変更することができる。

「プロジェクト・タンゴ」テクノロジーは、モバイル端末に人間の感覚に近いナビゲーション能力を与えるもの。最新画像認識技術、画像処理技術、特殊な視覚センサーがアンドロイド端末に実装されることで、新しい空間認識が可能となる。モバイル端末は周辺環境を360度マッピングできるため、端末を動かすだけで実物を視認しているようにモノの見え方が変わる。

2016年夏には、「プロジェクト・タンゴ」による世界初の商用端末が販売される見込み。

《レスポンス編集部》

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