ロシア新車販売10%減の12万台、日産が5位に上昇…3月

自動車 ビジネス 海外マーケット
キア・リオ
キア・リオ 全 6 枚 拡大写真

欧州ビジネス評議会(AEB)は4月8日、3月のロシアにおける新車販売の結果を公表した。商用車を含めた総販売台数は、12万5917台。前年同月比は10%減と、15か月連続で前年実績を下回った。

ブランド別トップは引き続き、ロシア自動車大手、アフトワズの乗用車ブランド「ラーダ」。3月は2万2267台にとどまり、前年同月比は19%減と、17か月連続で前年実績を下回った。販売の主力は『Granta』で、前年同月比58.4%減の5181台と、8か月連続で減少する。

2位は韓国のヒュンダイ傘下のキアで、2月と同位置。3月は1万2334台を売り上げ、前年同月比は2%増と、6か月ぶりに増加した。コンパクトカーの新型『リオ』が、前年同月比18.7%減の5832台と、2か月ぶりに減少。

3位は韓国のヒュンダイで、2月と変わらず。その販売台数は1万1009台で、前年同月比は21%減と、14か月連続で前年実績を下回った。小型セダンの『ソラリス』(海外名:『アクセント』)が、7678台。前年同月比は10%減と、2か月ぶりに減少した。

4位はルノーで、変わらず。3月実績は、前年同月比1%減の9448台と、15か月連続で減少。『ダスター』が、前年同月比34.6%増の4237台と、2か月連続で増加。『ロガン』は27.1%減の2389台と、14か月連続のマイナス。

5位は日産で、2月の6位から上昇。3月は8613台にとどまり、前年同月比は0.2%減と、15か月連続の前年実績割れ。『キャシュカイ』が2110台。前年同月に対して、14%増と2か月連続で増加した。

6位はトヨタで、2月の5位から後退。3月は8237台を販売。前年同月比は15%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。『RAV4』が2840台を販売。前年同月比は18.2%増と、3か月連続で増加した。

7位は、フォルクスワーゲンで、2月と変わらず。3月は6007台にとどまり、前年同月比は2%減と、15か月連続で前年実績を下回った。主力の『ポロ』が4171台を売り上げ、前年同月比は40%増と、2か月連続で前年実績を上回った。

2015年のロシア新車販売は、160万1216台。前年比は35.7%減と、3年連続で前年実績を割り込んでいる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る