15日、九州を代表するサーキット「オートポリス」で18~19日に予定されていたSUPER GTの「一般公開タイヤテスト」の中止が決まった。14日夜に発生した熊本地震の影響を受けてのもので、SUPER GTとオートポリスの両公式サイトで発表されている。
オートポリスは住所的には大分県に属すが、熊本県にも近く、交通アクセスや宿泊等の面ではどちらかというと熊本県側への依存度が高い立地。今回の大きな地震発生を受けてのこの措置は極めて妥当な判断といえよう。
SUPER GTのテスト規定というのは非常に複雑なのだが、今回のテストはGT500とGT300を併せて10台前後の参加が予定されていたもの。平日(月曜~火曜)の開催ながら、一般公開タイヤテストとして両日とも原則1000円で入場可能という、九州のファンにはレース本番とは違った意味で格好の観戦機会であった。
なお、昨年は秋だったオートポリスでのSUPER GT レース本番開催だが、今年は5月21~22日(第3戦)の予定。つまり今回のテストは実戦約1カ月前に設定された重要なテスト機会でもあったわけだが、地震による周辺地域の被害の規模等を考えると、レース開催に関しても今後なんらかの動きが出てくるかもしれない。