マツダは4月27日、2016年3月期(2015年4月-2016年3月)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は3兆4066億円(前期比+12.3%)、営業利益は2267億円(+11.8%)、経常利益は2235億円(+5.2%)、純利益は1344億円(-15.4%)だった。
2014年度通期のグローバル販売台数は153万4000台(+9.8%)。国内では『デミオ』の販売が堅調に推移したことに加え、『CX-3』や新型『ロードスター』が販売を牽引し、23万2000台(+3.5%)となった。海外では、北米が43万8000台(+3.0%)、欧州は25万7000台(+12.0%)、中国は23万5000台(+9.5%)、その他の市場は37万2000台(+22.6%)だった。
SKYACTIV技術搭載車のグローバルでの販売拡大、台数・車種構成の改善や「モノ造り革新」による継続的なコスト改善等により、売上高、営業利益ともに4期連続のプラスとなった。ただし、タカタ製エアバッグのリコール問題で、将来費用負担の可能性が高いとし、製品保証引当金繰入額として、特別損失407億円を計上。最終利益は15.4%の減益となった。
今期の業績見通しについては、売上高3兆2800億円(-3.7%)、営業利益1700億円(-25.0%)、経常利益1760億円(-21.3%)、純利益は1760億円(-21.3%)とした。