ホンダの中国法人は5月10日、4月の中国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は8万4648台。前年同月比は18.3%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
ホンダは中国において、東風汽車との合弁の東風ホンダ、広州汽車との合弁の広汽ホンダの2社を展開。4月実績は、東風ホンダが前年同月比46.5%増の4万0323台と、12か月連続で増加。広汽ホンダは0.7%増の4万4325台と、2か月連続のプラス。
広汽ホンダでは、『フィット』が、前年同月比2.1%増の9546台と、2か月連続で増加。『アコード』は6182台にとどまり、前年同月比は20.7%減と、4か月連続で前年実績を下回る。『クライダー』は6774台で、前年同月比は16.3%減と、4か月連続で減少した。『オデッセイ』は9.5%減の3748台と、3か月連続のマイナス。2014年秋に投入された『ヴェゼル』は、29.3%増の1万1737台と、好調が続く。
東風ホンダでは、小型MPVの『ジェイド』が3360台。前年同月比は22.7%減と、9か月連続のマイナス。『CR-V』の4月実績は、前年同月比48.3%増の1万4033台と、3か月ぶりに前年実績を上回る。新たに投入されたヴェゼルの東風ホンダ版、『XR-V』は、48.7%増の1万2339台と好調を維持。
ホンダの2015年の中国新車販売は、前年比32.5%増の100万6332台。初の100万台超えとともに、過去最高を達成した。2016年の販売目標は、前年比6.3%増の107万台に設定している。