ルノー日産と三菱、960万台規模の巨大グループへ…トヨタやVWに接近

自動車 ビジネス 企業動向
1000万台目前の巨大グループ誕生へ(写真はイメージ)
1000万台目前の巨大グループ誕生へ(写真はイメージ) 全 3 枚 拡大写真

5月12日、日産自動車と三菱自動車が資本提携を発表した。これにより、世界の自動車メーカーの勢力図は大きく変わる。

画像:ルノー日産と三菱の3社

ルノー日産の2015年の世界新車販売台数は、ルノーグループ、日産自動車、ロシアのアフトワズを含めて852万8887台。前年比は1%増だった。

ここに、三菱自動車の2015年実績が加わると、ルノー日産と三菱を合わせて、およそ960万台に。1000万台が目前の巨大グループ誕生となる。

2015年の世界新車販売において、4年連続で首位に立ったトヨタ自動車。ダイハツと日野を含めたグループ全体の2015年の世界新車販売は、前年比0.8%減の1015万1000台だった。

トヨタと世界一を争っているのは、欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループと、米国の自動車最大手のGM。2015 年の世界新車販売は、フォルクスワーゲングループが前年比2%減の993万0600台。GMが前年比0.2%増の984万0786台。

今回の資本提携により、ルノー日産と三菱連合は、トヨタ、フォルクスワーゲン、GMに接近する世界第4位の地位を固める。日産のカルロス・ゴーン社長兼CEOは、今回の資本提携に際して、「新たな自動車産業の勢力ができあがる」と述べており、将来的には、世界トップ3も視野に入ることになりそうだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  2. 三菱自動車の営業利益81%減、赤字92億円 2025年度上半期決算
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. 【トヨタ ランドクルーザーFJ】「ランクルらしさ」と“サイコロ”を融合した小さいランクル、デザインの肝
  5. 原付スポーツカーを受注生産!日本一周4万6000km走破の実力、ICOMAが提案する「おもちゃ箱」のようなモビリティ…ジャパンモビリティーショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る