【昭和のクルマを守る集い16】レオーネ4WD に サンバー…スバル歴代の個性派ずらり

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1978年 スバル レオーネ 4ドアセダン4WD
1978年 スバル レオーネ 4ドアセダン4WD 全 33 枚 拡大写真

埼玉県所沢市の西武園ゆうえんち西口駐車場で開かれた「第4回 昭和のクルマを守る集い」。個性的な車を作ってきたスバルからは、お馴染(なじ)みの”てんとうむし”『360』や『レオーネ』の4WDなどが集まった。

名古屋から元気に走ってきたのは、1978年式のレオーネ 4ドアセダン4WD。世界初の量産4輪駆動乗用車だ。当時最も困難と言われた昭和53年度排ガス規制に適合した「SEEC-T」のエンブレムが光る。オーナーは5年ほど雨ざらしだったものを引き取って自らレストアしたという。車内には様々な旧車パーツも満載しており、オールドカーへの熱い思いが伝わってきた。

スバル360は4台が集結。目を引いたのは1968年式のカスタム。早い話が商用バンモデルで、セダンの屋根を後端まで伸ばして荷室を設けている。後部は折り畳みシートとなっており、上ヒンジ式のテールゲートが大きく開く。半世紀前に造られた車両とは思えないほどのコンディションを保っていた。

このスバル360の後継車種として発売されたのが『R2』。こちらも珍しい1972年式のバンが目についたが、より希少な存在だったのが、最強モデルのSS。ソレックスのツインバレル・キャブレターを装着して36馬力を発揮した。オーナーは免許を取得して初めて購入したのがこの車という若者で、1年で2万kmは走行したという。

滋味ながら妙なオーラを放っていたのは、1973年式の『サンバー』トラックだ。3代目シリーズのひとつで、水冷2サイクル360ccエンジンを搭載。当時大人気だった大関・貴ノ花をイメージキャラクターにした”剛力(ごうりき)サンバー”のキャッチフレーズが懐かしい。

《嶽宮 三郎》

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