【GARMIN fenix 3J HR インプレ後編】普段使いからハードなスポーツまで、マルチスポーツ対応GPSウォッチ

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この日はロードバイクに乗ってみた。心拍数の推移を休憩時間にチェック
この日はロードバイクに乗ってみた。心拍数の推移を休憩時間にチェック 全 12 枚 拡大写真

マルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズに、手首に装着するだけで心拍数が測れる「fenix 3J HR」が登場した。トレーニングを開始するときにスタートボタンを押せば実走コースなどさまざまな足跡を取り込み、それにともなって推移する心拍数も克明に記録される。

◆目新しさはないが魅力的…アスリート向けとは差別化

前編では主に「手首に巻くだけで心拍が取れる画期性」に言及した。このfenix 3J HRは、ガーミン社として光学式心拍計を採用したモデルとして4機種目となるので、そこに目新しさはないが、完成された大人のデザインをしたfenix 3Jシリーズに導入されたというのがひとつのポイントである。結構カッコいいのだ。

仕事の打ち合わせをしながらも、「あ、これ? 普通の腕時計に見えると思いますけど、心拍が計測できるんですよ」と説明をすると、それだけで初対面の人とも打ち解けることができるくらいのインパクトはある。明らかにランニング愛好家やサイクリストが選択するGPSランニングウォッチのForeAthlete235Jとはデザインが異なるのだ。

◆マルチスポーツ対応デバイス、その使い勝手は?

今回のインプレではトレールランとサイクリングをやって、実際の使い勝手を試してみた。もちろん高精度の気圧高度計がついているので登山にも使えるが、まだ夏山シーズンでなかったのでそこまでは踏み込めず。おそらく非常に高精度な気圧計が搭載されているので、天候の変動予測や1時間あたりの上昇高度差もチェックできるので、アルピニストも使えるのは言うまでもない。トレールランやサイクリングのみならず、水陸兼用なのでスイムやSUP(スタンドアップパドルボード)などのマリンスポーツにも使える。トライアスロンなどのハードなスポーツにこそ、このデバイスが最も威力を発揮するのでは。

とりあえず鎌倉の山をトレールランする。翌日には郊外にロードバイクで走りに行って、交通量の少ない丹沢山麓を心地よいスピードで巡行する。トレーニングを始める前に、まずはどんなカテゴリーのアクティビティに挑戦するかをボタン操作で選択する必要がある。ランか、それは舗装路なのか未舗装のトレールなのか。サイクリングかスイムか。この選択によってそのスポーツに求められる機能がオンになり、同時に効率的な運動をしているという指針がより正確になる。

つまりどういうことかと言うと、ランニングの場合は1kmあたり6分で走れば一般的な健康維持を目的としたジョガーだ。ところが時速20kmでラクラク走れるロードバイクを駆使すれば、距離1kmなんてたった3分だ。そのためその日にどんなアクティビティで臨んでいるかを選択する必要があるというわけだ。こうしてアクティビティのモードを選択すれば、GPSで補足する移動距離に対して運動パフォーマンスとしてどんな評価が算出できるかが回答として得られる。マルチスポーツに対応したデバイスというのはこういうことなのだ。

◆使い方は簡単、スマホやPCでアクティビティの記録を楽々管理

実際にやってみた。まずは実行するアクティビティを選択する。ランや自転車といった項目が用意されていて、複数のスポーツに移行してマルチ練習することもできる。例えば「自転車」を選択すれば、自転車に適した便利な機能が表示されるようになる。走行距離やタイム、平均スピードなどはランでも気になるところだが、自転車モードでは最高速や獲得標高(上り坂における累計の高度上昇距離)も記録される。

さらにはスタートボタンを押してからストップボタンを押すまで、GPSによる走行ルートや記録しておくと役立ちそうなデータが詳細に記録される。休憩する際はストップを押して、再び走り出すときに「再開」を選択すればデータ収集を継続する。ストップを押して「保存」を選択すれば記録がしっかりとデバイスの中に取り込まれる。

これらの保存データは適当なときにスマホに転送しておくといい。あらかじめ「connect.garmin」アプリをインストールする。続いてBluetoothをオンにしてfenix 3J HRと手持ちのスマホのペアリング設定を済ませる。ここまでやっておけばアプリを起動してしばらくすると自動的に「同期」するので、あとはガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というサイトで走行記録の閲覧が可能。

パソコンではBluetoothのほかにAnt+、USBを経由して同期できる。スマホでもパソコンでもどちらかで同期したら、あとはどちらでも同じデータを閲覧できるのでとても便利だ。

《山口和幸》

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