【ハーマン オートモーティブ】未来のクルマに入り込む、世界最大級のオーディオブランド

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ハーマンインターナショナルジャパン・仲井一雄社長
ハーマンインターナショナルジャパン・仲井一雄社長 全 16 枚 拡大写真
東名高速道 名古屋ICにほど近い、東山通り沿いに、JBL、AKG、Mark Levinsonなどのオーディオブランドを抱える、世界最大級のオーディオメーカーの日本拠点がある。ハーマンインターナショナルの自動車用インフォテイメントシステムを開発・試験するオフィスだ。

5月下旬、この4階建てビルのなかで、ハーマン(Harman International)が展開するコネクテッドカー関連技術の展示会が行われ、同社日本法人(Harman International Japan)仲井一雄社長や大久保千弥マネージャーが登壇。技術公開の前段、ブランド展開などについて語った。

家電オーディオ製品の輸入販売、自動車用インフォテイメント・オーディオシステムの開発などを行うハーマンは、前述のジェービーエル(JBL)、アーカーゲー(AKG)、マークレビンソン(Mark Levinson) をはじめ、ヤーバッズ(yurbuds)、ハーマンカードン(Harman Kardon)、バング アンド オルフセン(Bang & Olufsen)、バウワース アンド ウィルキンス(Bowers & Wilkins)、インフィニティ(Infinity)、レベル(REVEL)、エスエムイー(SME)、シルテック(SILTECH)、クリスタル・ケーブル(Crystal Cable)などを有し、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの30か国以上で拠点を構えるオーディオメーカーだ。

「ハーマンカードンは、国内メーカーではスバル、欧米ではBMW、MINI、メルセデス・ベンツ、ジープ、ボルボに、マークレビンソンはレクサスに供給。そしてマークレビンソンとは対照的に多彩なラインナップを展開するJBLは、トヨタ、フェラーリに提供している」と大久保マネージャー。

欧米と日本、オーディオ好きの耳にも“好み”があると思われるが、「国内向けチューニングといったような特別な差はつけてない。それよりも確固たるブランドを維持することが大事。ファクトリーは共有する部分もあるが、各ブランドのエンジニアがその“音”をつくりだしている」ともいう。

国内では、この名古屋オフィスをはじめ、秋葉原本社や亀戸、群馬・太田、静岡・浜松などにオフィスを構えるハーマン。同社のインフォテイメントシステムはスズキの新型『イグニス』にも採用されている。

仲井社長は、「現在、国内のスタッフは174人。来年はさらにインフォテイメントやブランデッドオーディオのエンジニアを増やしていく。また、セキュリティ強化とともにコネクテッドカーをリードするブランドとして存在感を高めながら、クラウドサービスやビッグデータなども推し進めていく」とも話していた。

《レスポンス編集部》

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