【GARMIN fenix 3J Titanium インプレ後編】高級GPSウォッチ、実際に使ってみてわかるその実力

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チタンベゼルは保護材としてのみならずGPS受信アンテナとして機能している
チタンベゼルは保護材としてのみならずGPS受信アンテナとして機能している 全 16 枚 拡大写真

マルチスポーツトレーニング用GPSウォッチのfenix(フェニックス)シリーズに、チタン製のベゼルとメタルバンドが採用された「fenix 3J Titanium」が登場。GPSによる位置情報などさまざまなデータ収集が可能なトレーニングウォッチながら、一般的な腕時計として違和感なく使用できるのが魅力だ。

◆トレールランとロードバイクで、実際に使ってみた

前編ではfenix 3J Titaniumの外観的な魅力を主に言及したが、後編では機能面をチェックしてみたい。まずはトレールラン。アップダウンのある鎌倉市の里山に持ち込む。途中で画面を撮影しなければいけないし、息が弾むとカメラを持つ手が震えるので厳密に言うとランではなくて歩きだ。しかも鏡のように美しいサファイアガラスが採用されているので、撮影時には映り込みを気にしないといけない。もちろん肉眼で画面表示が見にくいということではなく、カメラで画像として撮ったときに上空の葉陰や電線がくっきりと映ってしまうのだ。

そんなこんなでトレールを歩きながら機能チェック。インストールされたアクティビティの中からボタン操作してランを選択。スタートボタンを押せばGPSがすぐに補足され、移動に関わるデータ集積が始まる。トレールや登山では登っているということを検出すると、クライミング認識機能によって高度表示ページを自動的に表示するなんてこともできるという。累計でどのくらいの高低差を登ったかを示す獲得標高、1時間あたりの昇降速度も表示される。これは登山をするときの力強い味方になってくれるはずだ。登っているペースが分かれば頂上に到達する時間もおおまかに予測できるからだ。

次の日には湘南海岸までロードバイク。アクティビティの中からバイクを選択してスタートボタンを押す。ストップボタンを押すまでの間、GPSが起動してルート、高低差、スピード、気温を計測。サイクルコンピュータに欠かせない最高速度や、区間あるいはラップごとの平均時速も計測される。途中で休憩したいときはいったんストップボタンを押して、次の画面に表示される項目から再開を選択する。ゴールしたときは保存を押す。

◆データ管理はスマホかPCで楽々

これらの保存データはスマホにBluetoothで転送する。データを転送することは「同期」という。この同時をするためにはあらかじめいくつかの作業を済ませておく必要がある。まずスマホに「connect.garmin」アプリをインストール。続いてスマホのBluetoothをオンに。同時にfenix 3J Titanium側の「設定ページ」からBluetoothボタンを選択し、相互のデバイスを認識させる。ペアリング設定のためのパスワードがfenix 3J Titaniumに表示されるので、それをスマホ側に入力すればペアリングされる。ここまでやっておけばアプリを起動してしばらくすると自動的に「同期」するので、走行記録などさまざまなデータの閲覧が可能。

パソコンではガーミン社が提供する「connect.garmin.com」というサイトをブラウザで表示し、ユーザ登録などの設定を済ませる。パソコンではBluetoothのほかにAnt+、USBを経由して同期できる。スマホでもパソコンでもどちらかで同期したら、あとはどちらでも同じデータを閲覧できるのでとても便利だ。

◆高級GPSウォッチの実力、特筆すべき高精度データ

fenix 3J Titaniumが計測した走行データの詳細さは特筆ものだ。これまでいくつものGPSウォッチをインプレしたが、地図データがかなり正確なことに目を見張った。GPS、GLONASS、みちびき三測位対応は他モデルも採用しているが、おそらくは内蔵のEXOリングアンテナによって安定した受信が可能なため、正確な測定ができるのだと推測する。fenix 3J Titaniumには強力な衛星受信機がステンレスベゼルとして組み込まれ、信号の強力なアンテナとして作用しているのだ。

電子コンパスや気圧高度計も確かな精度があるので、夏になったら登山に使用するのも楽しみだ。鎌倉の六国見山は行楽客のだれもが尾根道の途中にある見晴台を頂上と誤認しているが、2万5千分1地形図でみると森の中の見晴らしのきかないところが頂上とある。今回手に入れたfenix 3J Titaniumをオンにしてそれを確かめてみたが、地形図の通りに見晴台よりも森の中の一部のほうが6m高かった。そんなわずかな差も補足できるのだからたいしたものだ。

《山口和幸》

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