インド新車市場(乗用車)でトップシェアのスズキのインド子会社、マルチスズキは6月1日、5月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は、12万3034台。前年同月比は7.1%増と、3か月連続で前年実績を上回った。
12万3034台の販売台数の内訳は、インド国内が11万3162台。前年同月比は10.6%増と、25か月連続のプラス。輸出は9872台で、前年同月比は20.8%減と、2か月連続で減少する。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『セレリオ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『ディザイア』『バレーノ』などが、合計で8万7402台を販売。前年同月比は2.6%増と、3か月連続のプラス。
バンセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が1万2164台を販売。前年同月比は4.8%増と、8か月連続で増加した。SUVやMPVなどのユーティリティビークルセグメントでは、小型MPVの『エルティガ』や新発売の『Sクロス』を含めて、5月はセグメント合計で1万3596台を販売。前年同月に対して2.4倍と大きく増え、13か月連続で増加した。これは、新型SUV『ヴィターラ・ブレッツァ』投入の効果。
マルチスズキの2015年度(2015年4月から2016年3月)までの新車販売(輸出を含む)は、過去最高の142万9248台。前年比は10.6%増と、2年連続で増加している。